# a page > Fleeting Moments, Lasting Impressions. Public Ghost content for AI and LLM tooling. Use `/llms-full.txt` for consolidated page and post context. Append `.md` to any post or page URL to get the content in Markdown (for example, `/example-post.md`). ## Pages - [このサイトについて](https://www.sakashita.page/about.md) - 当サイト「sakashita.page」は、坂下康信(さかした やすのぶ) が運営する個人ブログです。 高知大学 人文社会科学部で哲学を学んでいます。2024年から約1年間、北京語言大学へ交換留学していました。 プログラミングは中学時代に C / Python から始め、いまは Java を中心に。Platform Engineering / Developer Experienceに関心があります。「問いの立て方」と「実装力」を行き来しながら、考えたこと・作ったものを気ままに綴っています。 ざっくり経歴 * 高知大学 人文社会科学部 人文社会科学科(2022〜、2028年卒業見込み) *… - [お問い合わせ](https://www.sakashita.page/contact.md) - 当サイトは個人的な興味や考えを綴っているブログです。記事の内容についてのご質問、ご感想、その他のお問い合わせがございましたら、お気軽にご連絡ください。 一般的なお問い合わせ 記事に関するご質問、ご感想、ご指摘、その他のご連絡は、以下のメールアドレスまでお送りください。 Contact すべてのメールに目を通しておりますが、ご返信には数日から一週間程度のお時間をいただく場合がございます。個人で運営しているブログのため、即座のご返信が難しい場合もございますが、ご理解いただけますと幸いです。 なお、営業目的のご連絡はご遠慮いただいております。 著作権に関するお問い合わせ 当サイトのコンテンツが第三… - [プライバシーポリシー](https://www.sakashita.page/privacy-policy.md) - 当サイト運営者Sakashita(以下、「当方」といいます)は、個人情報を適切に取り扱うことを重要と考え、以下のとおりプライバシーポリシー(以下、「本ポリシー」といいます)を定め、皆様の個人情報を保護します。 本ポリシーは、当方が運営するウェブサイト(以下、「当サイト」といいます)において適用されます。 1.法令等の遵守 当方は、個人情報の取り扱いに関して、「個人情報の保護に関する法律」(以下、「個人情報保護法」といいます)をはじめとする関連法令、および本ポリシーに定める内容を遵守します。また、法令・ガイドラインの改正や社会情勢の変化に応じて、適宜本ポリシーの見直しや改善に努めます。 2.個… ## Posts - [nodejsのバグを見つけたのでPRを投げてみた](https://www.sakashita.page/nodejs-v22-test-runner-backport.md) - 概要 要するに、node --testで特定のバイナリを標準出力に書くと、テストランナーが固まったり、異常終了したりするバグです。 バグ自体は既知のものだったようで、修正がされていました。 test_runner: infinite loop in FileTest#drainRawBuffer when child stdout contains FF 0F followed by large size bytes · Issue #62693 · nodejs/nodeVersion v25.9.0 (also reproduced on v24.14.1 LTS, v22.21.0 L… - [libarchive_oxideはじめました](https://www.sakashita.page/libarchive_oxide.md) - libarchiveをRustで作り直しています。 GitHub - P4suta/libarchive_oxide: Unified safe-Rust archive library with a no_std coreUnified safe-Rust archive library with a no_std core - P4suta/libarchive_oxideGitHubP4suta libarchive_oxide aims to become a safe artifact engine for OCI layers, packages, and mainstream… - [青空文庫のParser](https://www.sakashita.page/aozora-pure-rust-parser.md) - 青空文庫のParserを作ってます。 GitHub - P4suta/aozora: Pure-functional Rust parser for 青空文庫記法 (Aozora Bunko notation): ルビ, 傍点, 縦中横, 外字, 返り点, indent containers, page breaks.Pure-functional Rust parser for 青空文庫記法 (Aozora Bunko notation): ルビ, 傍点, 縦中横, 外字, 返り点, indent containers, page breaks. - P4suta/aozoraGitHub… - [イケイケなWinスクショアプリを作りました](https://www.sakashita.page/snaply-released.md) - パソコンのスクショってなんというか、地味というか、撮ってそのままだと何とものっぺりしていますよね。 特にWindowsだとMacっぽい丸っこい感じとかもなく、無骨だなあと。 ということで、それっぽくおしゃれな背景や角丸を付けておしゃれに撮影をしてくれるスクショアプリを作りました。 GitHubで公開しています。 GitHub - P4suta/Snaply: Snaply — a modern, clean-architecture Windows screenshot tool (WinUI 3 / .NET 10)Snaply — a modern, clean-architecture… - [Find My Files](https://www.sakashita.page/find-my-files.md) - Windowsにおける爆速ファイル検索アプリの定番といえば、Everythingです。 voidtoolswebhost2 その高速さの理由は、NTFSの仕組みをうまく活用していることにあります。Windowsで一般的に使われているNTFSには、ファイル情報を管理するマスターファイルテーブル(MFT)と、ファイルシステムの変更履歴を記録するUSN Journalがあります。Everythingはこれらを利用することで、初回に高速にファイル一覧を構築し、その後はUSN Journalを監視してリアルタイムにインデックスを更新しています。そのため、数百万ファイル規模の環境でも非常に高速な検索を実… - [Rust libfprint?](https://www.sakashita.page/rust-libfprint.md) - 指紋認証は便利で快適です。 iPhoneはFaceIDを使うので別次元の快適さですが、PCでは指紋認証が現役です。 Windows/Macはいざ知らずいざ知らず、Linuxで指紋認証デバイスを使おうと思ってもPlug-and-Playというわけにはいきません。 それどころか、Linuxでの指紋認証サポートは限定的です。 Linuxではfprint projectが主体となって(事実上のデファクトとして)指紋認証デバイスのサポートを行っていますが、指紋認証デバイスの仕様をメーカーが公開していない以上、指紋認証デバイスAを持つユーザーが自分でドライバAを書くほかありません。 メンテナーによる骨の… - [Claude Code: API Error: Unable to connect to API (ConnectionRefused)](https://www.sakashita.page/claude-code-api-error-unable-to-connect-to-api-connectionrefused.md) - 先日Claude Codeをイジイジしていたら、前触れもなくAPI Error: Unable to connect to API (ConnectionRefused)とかいう謎のエラーをはいてうんともすんとも言わなくなった。 イヤー困った。 Unable to connect to API (ConnectionRefused) by u/Pristine_Ad9316 in ClaudeCode curlでAnthropicのAPIエンドポイントをたたくと確かにDNS周りでなんだか不穏な様子。 /etc/resolv.confを書き換えろと言われるが、なんとも強引すぎやしないかと思… - [Pure Rust Webp Implementation](https://www.sakashita.page/pure-rust-webp-implementation.md) - webpをPure Rustで実装しました。 GitHub - P4suta/webpkit: Pure-Rust WebP codec (VP8L lossless + VP8, encoder & decoder, no_std, forbid-unsafe)Pure-Rust WebP codec (VP8L lossless + VP8, encoder & decoder, no_std, forbid-unsafe) - P4suta/webpkitGitHubP4suta https://crates.io/crates/webpkit libwebpよりも使いやすく、モダンな… - [1Passwordを閉じるボタンが……ねえ!](https://www.sakashita.page/1password-window-buttons-missing-fullscreen.md) - 1Passwordを使っていたら、いつの間にかウィンドウの 閉じる/最小化/最大化ボタンが消えていた。Ctrl+Wでウィンドウ自体は閉じられるので長らく放置していたけれど、調べてみたら原因がしょうもなかったので共有しておく。 💡結論 F11を押してみよう 症状 * ウィンドウ右上の最小化・最大化・閉じるボタンが表示されない * タイトルバーも消えている * Ctrl+W では普通に閉じられる * PC再起動、1Passwordの終了・再起動、アンインストール → 再インストール、いずれも変化なし 原因 ただフルスクリーンモードに入っていただけ。 1Passwordコミュニティの投稿「Los… - [aozora — a Rust parser for Aozora Bunko notation](https://www.sakashita.page/aozora-rust-parser-aozora-bunko-notation.md) - aozora is a Rust parser for Aozora Bunko notation (青空文庫記法), the in-text annotation language used in .txt files distributed by Aozora Bunko. It does not handle CommonMark or any Markdown dialect — only the Aozora Bunko notation itself. The implementation ships as five distribution surfaces: a CLI bi… - [外字と訓点を compile-time hash で解く](https://www.sakashita.page/aozora-gaiji-phf-compile-time-hash.md) - aozora は青空文庫の外字参照 (※[#「魚+師」、第3水準1-94-37] のような形) を約 14,000 件のテーブルで解決する。このテーブルを runtime の HashMap ではなく phf (perfect hash function) で持ち、コンパイル時に static 配列に焼き込んでいる。この記事はその選択の根拠と、JIS X 0213 → Unicode フォールバックの設計をまとめたもの。 handbook の対応章: Shift_JIS + 外字 resolver。 外字テーブルの形 外字エントリには 3 種類の解決結果があり、それぞれに対応する varia… - [青空文庫の .txt を HTML に変換する最短手順](https://www.sakashita.page/aozora-txt-to-html-quickstart.md) - 青空文庫 で配布されている .txt ファイルを HTML に変換したい、という用途向けの手順。Rust の知識は要らない。コマンド 1 行で済む。 1. CLI バイナリを取ってくる aozora の Releases ページ から自分の OS 向けのアーカイブを落とす。 OS アーカイブ名 Linux x86_64 aozora-vX.Y.Z-x86_64-unknown-linux-gnu.tar.gz macOS arm64 aozora-vX.Y.Z-aarch64-apple-darwin.tar.gz Windows x86_64 aozora-vX.Y.Z-x86_64-pc… - [50,000 ノードの AST を 16 回のアロケーションで: bumpalo 借用アリーナの実例](https://www.sakashita.page/aozora-bumpalo-borrowed-arena-ast.md) - aozora の AST は bumpalo 単一アリーナの上に構築されている。Box を素直に並べた版に比べてパースが 6.4 倍速、ピーク RSS が 30% 減という結果が出ている。この記事は、その設計判断と Rust ライフタイムの取り回しを実装の視点から整理したもの。 handbook の対応章: Borrowed-arena AST。 問題設定 青空文庫の典型的な作品は約 500KiB のソースで、aozora がパースすると約 50,000 ノードの木に展開される。素直に Rust らしく書けば次のような形になる。 enum Node { Plain(String)… - [7 個のトリガーバイトを 12 GB/s で探す: Teddy を選んだ理由](https://www.sakashita.page/aozora-teddy-multipattern-scanner.md) - aozora は青空文庫記法の Rust パーサで、字句解析の最初のフェーズが「ソース全体から 7 種類のトリガーバイトを探す」というマルチパターンスキャンになっている。この記事は、その 1 フェーズに Intel Hyperscan 由来の Teddy アルゴリズムを採用した経緯と、対立候補に勝った算術的な根拠を整理したもの。 handbook の対応章: SIMD scanner backends。 問題設定 aozora-pipeline の Phase 1 (字句解析の最初のフェーズ) は、ソース文字列の中から次の 7 文字の出現位置を全て列挙する。 | 《 》 ※ [ ] 全角空白… - [青空文庫記法を解析する Rust パーサ aozora](https://www.sakashita.page/aozora-bunko-rust-parser.md) - aozora は青空文庫記法のパーサ。CommonMark や Markdown は扱わず、青空文庫が配布している .txt ファイルに現れる注釈記法だけを対象にする。実装は Rust で、CLI バイナリ・Rust ライブラリ・WASM・C ABI・Python バインディングの 5 種類で配布する。 use aozora::Document; let source = "|青梅《おうめ》".to_owned(); let doc = Document::new(source); let tree = doc.parse(); let html: String = tree.to_html… - [Capture Oneに待望のネガフィルム変換機能が来た](https://www.sakashita.page/capture-one-16-7-4-negative-film-conversion-base-characteristics.md) - 2026年4月3日、Capture One 16.7.4 がリリースされた。目玉はなんといっても Negative Film Conversion(ネガフィルム変換) の搭載だ。これまで Cultural Heritage エディション限定だったネガ反転処理が、ついに通常の Capture One Pro / Studio でも使えるようになった。 何が変わったのか 従来、Capture One でネガフィルムをポジに変換するには、Cultural Heritage(CH)エディションを使う必要があった。CH は文化財デジタル化向けの専用製品で、Base Characteristics ツー… - [雨の中、歩くべきか走るべきか](https://www.sakashita.page/rain-walk-or-run-physics-optimal-control-wetness.md) - 傘を忘れた日の永遠の問い、歩くか、走るか、いやいっそ雨宿りをするのか。物理で決着をつける。 モデル 人体を直方体で近似。上面積 $A_{\text{top}}$(頭・肩)、前面積 $A_{\text{front}}$(胸・顔)。雨は鉛直一様(落下速度 $v_r$、数密度 $n$)、距離 $d$ を速度 $v$ で直線移動する。 人体の直方体モデルは、上から見た水平断面が $A_{\text{top}}$、正面から見た鉛直断面が $A_{\text{front}}$ の二面で構成される。移動方向は水平、雨は鉛直に降る。 受ける雨滴数は、上面が $n v_r A_{\text{top}} \cd… - [T-GRAIN・Core-Shell・旧式乳剤の定量比較](https://www.sakashita.page/emulsion-technology-t-grain-core-shell-tabular-grain-comparison.md) - Kodak T-GRAIN、Ilford Core-Shell、旧式立方晶乳剤。写真フィルムの性能を左右する三つの乳剤技術を、特許文献と数式に基づいて比較する。 1. 出発点: 旧式乳剤の構造と限界 T-MAXやDeltaが何を改良したのかを理解するには、まず従来の乳剤がどのようなものだったかを押さえておく必要がある。 1980年代以前、標準的なハロゲン化銀乳剤はAgBrやAgBr(I)の結晶が立方体(cubic)か不定形(irregular)の形をしていた。Tri-XやHP5の祖先にあたるこれらの乳剤では、結晶のアスペクト比(直径対厚さの比)はおおむね1:1から2:1。三次元的にほぼ等方的… - [クジラはなぜがんにならないのか](https://www.sakashita.page/petos-paradox-cancer-body-size-whale-elephant-tp53-hypertumor-evolution.md) - 体が大きい動物ほど細胞の数が多い。細胞が多ければ、そのうちどれかががん化する確率も高くなるはずだ。ところが現実には、クジラやゾウのがん発生率はヒトよりも低い。1977年、疫学者リチャード・ピートがこの矛盾を指摘した。以来この問いは「ピートのパラドックス」と呼ばれ、比較腫瘍学における最大の謎のひとつであり続けている。 種の中では予測通り、種の間では崩れる 同じ種の中では、直感どおりの傾向が確認されている。身長の高いヒトはそうでないヒトよりがんの発生率がやや高く、年齢を重ねるほどがんは増える。細胞の数が多いほど、細胞分裂の回数が多いほど、がん化の確率は上がる。 しかし種を超えて比較すると、この関… - [電脳空間のハエ](https://www.sakashita.page/nobody-taught-it-to-walk-fly-brain-emulation-connectome-consciousness-free-will-philosophy-of-mind.md) - ショウジョウバエの脳がコンピュータの上で再現され、仮想の体に接続されたら、歩き始めた。強化学習で訓練されたわけでも、行動規則をプログラムされたわけでもない。ニューロンの接続パターンをコピーしただけで、ハエは動いた。 何が起きたのか 2026年3月7日、サンフランシスコに拠点を置くEon Systems PBCが、デモンストレーション映像を公開した。同社の共同創設者であるAlex Wissner-Grossによれば、世界初の「身体を持つ全脳エミュレーション(embodied whole-brain emulation)」だという。 「全脳エミュレーション」とは、生物の脳の神経回路をニューロン単… - [写真のしくみ ④ 虫めがねが紙を燃やす「焦点」のひみつ](https://www.sakashita.page/focal-point-focal-length-magnifying-glass-convex-concave-lens-camera-mm.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 晴れた日に虫めがねを持って外へ出てみましょう。地面に黒い紙を置いて、虫めがねを太陽にかざします。レンズと紙のあいだの距離をゆっくり変えていくと、紙の上の光がだんだん小さくなって、あるところでぎゅっと小さな点になります。 その点をじっと動かさずにいると、白い煙がすうっと立ちのぼって、やがて紙がこげはじめます。 小学校の理科の実験で経験した人も多いのではないでしょうか。でも、あらためて考えてみると不思議です。虫めがねはただの透明なガラス。火をつ… - [写真のしくみ ㉔ 白黒しか見えないセンサーがカラー写真をつくるしくみ](https://www.sakashita.page/bayer-filter-demosaicing-how-camera-sensor-captures-color.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 カメラのシャッターを切れば、カラー写真ができあがる。あまりに当たり前なので、そのしくみを不思議に思う人は少ないかもしれません。でも実は、カメラの中では驚くほど巧妙なことが起きています。 センサーは色が見えない いきなりですが、ちょっとびっくりする話から始めましょう。 デジタルカメラのセンサーは、色が分かりません。 「え、だってカラー写真が撮れるじゃん!」と思うかもしれません。もちろん最終的にはカラーの写真ができあがります。でも、センサーその… - [写真のしくみ ⑯ 虫の目になるマクロ撮影のしくみ](https://www.sakashita.page/macro-photography-magnification-macro-lens-extension-tube-focus-stacking.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 前回は、絞りすぎると光の回折でぼやけるという「くっきりの限界」を見ました。今回は視点を変えて、ふだん肉眼では見えないほど小さな世界へ飛び込むマクロ撮影の話です。 きみは道ばたにしゃがみこんで、アリをじーっと見つめたことがあるでしょうか。花びらについた朝つゆをのぞきこんで、小さな水玉の中にひっくり返った景色が映っているのを見て、ちょっとびっくりしたことは? ぼくたちの目は、ものすごく近いものにはピントが合いません。試しに、人差し指を目の前5セ… - [写真のしくみ ㉚ RAWとJPEGのちがいを知って「生の写真」を自分で料理しよう](https://www.sakashita.page/raw-jpeg-difference-bit-depth-non-destructive-editing-raw-processing-guide.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 カメラの設定画面に「JPEG」と「RAW」という2つの選択肢があるのを見たことはありませんか? JPEGはふだんから目にする画像の形式ですが、RAWはちょっと聞き慣れないかもしれません。「プロっぽい人が使うやつでしょ?」と思っている人もいるでしょう。 実は、この2つのちがいを知ると、カメラの中で何が起きているのかがぐっと見えてきます。そして「自分の写真を自分の好きなように仕上げる」という、写真のいちばん楽しい扉が開きます。今回は、JPEGと… - [写真のしくみ ⑫ ピントと被写界深度の正体](https://www.sakashita.page/focus-depth-of-field-circle-of-confusion-autofocus.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 虫めがねで遊んだこと、ありますか? 晴れた日に虫めがねを持って外に出て、太陽の光を紙の上に集める。虫めがねをゆっくり上げ下げすると、紙に映る光の丸がだんだん小さくなって、あるところでキュッとひとつの点になります。もうちょっと動かすと、今度はまた丸が大きくなっていきます。 じつは、カメラの「ピントが合う」しくみは、まさにこれと同じです。 ピントが「合う」とは何が起きているのか カメラのレンズは、虫めがねの親せきです。やっていることは基本的に同… - [写真のしくみ ㊴ ゴールデンアワーとブルーアワーの光の科学](https://www.sakashita.page/golden-hour-blue-hour-light-science-photography.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 きみは夕方の公園で、友だちの顔がやけにきれいに見えたことはありませんか。朝早く起きたとき、窓の外の街並みがいつもとまったく違う色に染まっていて驚いたことは? 実はそれ、気のせいなんかじゃありません。光そのものが本当に変わっているんです。写真を撮る人たちがこぞって「この時間がいちばんきれいだ」と言う、ある特別な時間帯があります。今回はその秘密を、科学の力でのぞいてみましょう。 ゴールデンアワーってなんだろう? ゴールデンアワーは、日の出のあと… - [写真のしくみ ⑪ 暗い場所でも明るく撮れるISO感度と露出の三角形](https://www.sakashita.page/iso-sensitivity-exposure-triangle-noise-tradeoff-aperture-shutter-speed-photography-basics.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 夜の街、室内のパーティー、薄暗い水族館。暗い場所で写真を撮ると、思ったよりずっと暗く写ってしまうことがあります。「もっと明るく撮れないのかな?」と思ったことはありませんか? この回では、その「もっと明るく」を実現するための道具、ISO感度(アイエスオーかんど)のしくみを解き明かします。さらに、カメラが写真の明るさを決めるために使っている3つの道具の関係、通称 「露出の三角形」 まで一気にたどりつきましょう。 暗いところで写真が撮れない! 写… - [写真のしくみ ㉒ 光の足し算と絵の具の引き算で読み解く色のしくみ](https://www.sakashita.page/rgb-cmyk-additive-subtractive-color-mixing-color-space-srgb-adobe-rgb-gamut.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 スマホの画面を、ぐーっと目を近づけて見たことはありますか。虫めがねやルーペがあれば最高です。よく観察すると、画面にはとても小さな光の粒がびっしりと並んでいます。赤、緑、青。たったこの3色の光だけで、写真も動画も、空の青もリンゴの赤も、ぜんぶ表現されています。 ところで、図工や美術の時間を思い出してみてください。絵の具をいろいろ混ぜていくと、どんどん色が暗くなって、最後にはなんだか黒っぽいドロドロになった経験はないでしょうか。 光を混ぜると明… - [写真のしくみ ⑦ センサーサイズで画角が変わる理由とフルサイズ換算のしくみ](https://www.sakashita.page/sensor-size-crop-factor-full-frame-equivalent-angle-of-view.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 同じレンズをつけているのに、カメラを変えたら写真に写る範囲が変わった。そんな経験をしたことはありませんか? あるいは、カメラのカタログで「フルサイズ換算○○mm相当」という表記を見て、首をかしげたことはないでしょうか。今回はその正体、センサーサイズと画角の関係を一緒に解き明かしていきましょう。 いきなり実験! 同じレンズなのに写る範囲がちがう? ちょっと想像してみてください。ここに2台のカメラがあります。1台は「フルサイズ」と呼ばれるカメラ… - [写真のしくみ ㊳ 目とカメラはそっくりなのになぜ写真と見た目は違うのか](https://www.sakashita.page/human-eye-vs-camera-brain-vision-dark-adaptation-illusion.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 前回は、画面や紙の上で写真の色がどう再現されるかを見ました。今回は視点をぐるりと変えて、写真を「見る」側、つまり人間の目のしくみに迫ります。 きみは今、この文章を読んでいます。 当たり前のことですが、ちょっと立ち止まって考えてみてください。きみの目は、どうやってこの文字を「見て」いるのでしょう? じつは、目のしくみをよく調べてみると、カメラとびっくりするほど似ていることがわかります。でも、決定的にちがうところもある。今回は、「見る」という行… - [写真のしくみ ③ 虹が7色に分かれる理由と目に見えない光の正体](https://www.sakashita.page/light-color-wavelength-spectrum-rainbow-invisible-infrared-ultraviolet-camera-sensor.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 太陽の光は何色でしょうか。「白」、あるいは「とくに色はついていない」と答える人がほとんどだと思います。ところが、その白い光の中には、赤から紫まで虹のすべての色がこっそり隠れています。それだけではありません。人間の目には絶対に見えない「光」さえ存在するのです。 今回は、光の「色」の正体をさぐり、虹がなぜあんなにきれいに色分かれするのかを解き明かしていきます。そして最後には、目に見えない光の世界にも足を踏み入れてみましょう。 白い光をプリズムで… - [写真のしくみ ㉟ 空の青と夕焼けの赤を生む光の散乱](https://www.sakashita.page/rayleigh-mie-scattering-why-sky-blue-sunset-red-cloud-white-photography.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 空を見上げてみてください。 昼間はまっさおな青。夕方になると燃えるようなオレンジや赤。朝焼けはやさしいピンクで、曇りの日の雲は白、雨雲はどんよりした灰色。同じ空なのに、こんなにも色が変わるのはなぜでしょう? じつはこの秘密、ぜんぶ「光の散乱」というひとつのしくみで説明できてしまいます。今回は、空の色の正体をいっしょに追いかけていきましょう。 太陽の光は「白」じゃない まず、大前提の話から始めましょう。 ふだん何気なく浴びている太陽の光。あれ… - [写真のしくみ ㊱ 虹・ハロ・逃げ水・光芒が生まれるしくみと撮り方](https://www.sakashita.page/rainbow-halo-mirage-crepuscular-rays-explained.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 雨あがりの空にかかる虹、太陽のまわりにぽっかり浮かぶ光の輪、夏の道路にキラキラ現れる幻の水たまり、雲のすきまから降りそそぐ光のカーテン。 ふだん何気なく「きれいだなあ」と眺めている空の現象には、どれもちゃんとした理由があります。しかも、そのしくみはびっくりするほどシンプルです。光がまっすぐ進み、何かにぶつかって曲がったりはね返ったりする。たったそれだけのルールで、これだけドラマチックな光景が生まれるのです。 今回は、虹・副虹・ハロ・逃げ水・… - [写真のしくみ ㊵ 写真のすべては光でつながっている](https://www.sakashita.page/photography-fundamentals-complete-summary-light-lens-exposure-color-sensor-film-no-equations.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 いよいよ最終回です。全40回にわたって続いてきた「写真のしくみ」の旅も、今回でおしまい。 第1回で「光はまっすぐ進む」というたった一つの事実を手にしたところから、ぼくたちの冒険は始まりました。あのとき、まさかここまで遠くに来るとは思わなかったでしょう。レンズの中に逆さまの世界が映ること。シャッターのほんのわずかな時間のちがいで写真がまるで変わること。色という存在がじつは光の波長のちがいにすぎないこと。ぼくたちはたくさんの「えっ、そうだったの… - [写真のしくみ ⑨ カメラの「瞳」が明るさをあやつる](https://www.sakashita.page/camera-aperture-and-f-number.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 カメラの中をのぞいたことはありますか。レンズの奥に、何枚もの金属の羽根でできた穴が見えます。この穴は大きくなったり小さくなったりして、写真の明るさもボケも変えてしまう。今回は、きみ自身の目にも備わっている「絞り」のしくみと、写真の世界で使われる「F値」の正体に迫ります。 きみの目の中にも「絞り」がある 暗い部屋から急に外に出ると、まぶしくて目がくらむことがありますよね。でも少し待つと、ちゃんと景色が見えるようになります。逆に、明るい場所から… - [写真のしくみ ⑮ 絞りすぎると逆にぼやける理由と最もくっきり写るF値](https://www.sakashita.page/diffraction-aberration-airy-disk-sweet-spot-sharpest-aperture.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 前回までで、ピントとボケのしくみを見てきました。絞り(F値)を絞れば絞るほど、ピントの合う範囲が広がって、写真はくっきりしていく。それが基本でしたね。 だったら、絞りをめいっぱい絞ればいいじゃないか。F16、F22、もっと絞れるなら絞ってしまえ。そうすれば、すみずみまでカリッとした、最高にくっきりした写真が撮れるはずだ。 ……ところが、そうはいかないのです。 実は絞りすぎると、写真は逆にぼんやりしてしまいます。「えっ、どうして?」と思います… - [写真のしくみ ⑥ 画角と焦点距離が決める写る範囲の広さ](https://www.sakashita.page/focal-length-angle-of-view-wide-angle-telephoto-zoom-prime-lens.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 前の回で、焦点距離は「レンズから像ができる場所までの距離」だと学びました。では、この数字が変わると、写真にはいったい何が起きるのでしょう。今回は、焦点距離と写る範囲の関係を身近なたとえで解き明かしていきます。 「ズーム」って、結局なんの話? カメラ屋さんのレンズ売り場を歩くと、箱にかならず書いてある数字があります。18mm、35mm、50mm、200mm…。この焦点距離が変わると、写真の何が変わるのか。 答えをひとことで言うと、こうなります… - [写真のしくみ ⑳ りんごが赤い理由と色が見えるしくみ](https://www.sakashita.page/why-apple-red-color-vision-wavelength-cone-cells-bayer-filter.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 私たちは毎日、色にあふれた世界で暮らしています。でも「色」は、光のなかにも、目のなかにも、そのままの形では存在していません。光と目と脳が協力してはじめて生まれるものです。 今回は、りんごの赤をきっかけに、色覚のしくみをたどり、デジタルカメラとの意外な共通点まで見ていきましょう。 りんごは「赤い光」を投げ返している きみの目の前に、つやつやの赤いりんごがあるとしましょう。「りんごは赤い」なんて当たり前すぎて、ふだんは気にもとめませんよね。でも… - [写真のしくみ ⑲ ストロボの閃光で動きを止める特別な使い方](https://www.sakashita.page/flash-duration-sync-speed-hss-fill-flash-rear-curtain-sync.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 ある日、コップの水をテーブルにバシャッとこぼしてしまいました。水しぶきが飛び散ります。でもその瞬間を目で追いかけても、ぼんやりした水の塊しか見えません。ところが、ストロボをパッと光らせて写真を撮ると、空中に浮かぶ水滴のひとつひとつが、ガラス玉のようにくっきりと写ります。 なぜストロボを使うと、肉眼では見えないものが写るのでしょうか。今回は、ストロボの「光の短さ」という特別な性質と、それを活かしたいくつかのテクニックを見ていきましょう。 スト… - [写真のしくみ ㊲ 画面と紙で写真の色が変わるわけ](https://www.sakashita.page/display-print-rgb-cmyk-color-gamut-lcd-oled-icc-profile.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 写真を撮った。よく撮れた。さあ、誰かに見せたい。 そのとき写真は、スマホの画面に映るか、紙にプリントされるか、どちらかの姿をとります。画面で見た写真と、プリントした写真。同じデータのはずなのに、色がちょっと違って見えたことはありませんか。「あれ、画面ではもっと鮮やかだったのに」「プリントしたら暗くなった」。これは気のせいではありません。画面と紙では、色をつくるしくみそのものが根本的に違うからです。 今回は、ディスプレイとプリンターがそれぞれ… - [写真のしくみ ㉗ フィルムの性格を決める感度と粒子と色の個性](https://www.sakashita.page/film-sensitivity-grain-latitude-highlight-rolloff-portra-ektar-velvia.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 フィルムには「感度」というものがあります。ISO 100、ISO 400、ISO 800……。箱に書いてあるこの数字、じつはフィルムの写りをまるごと変えてしまうほど大きな意味を持っています。 同じカメラ、同じレンズで撮っても、フィルムを変えるだけで写真の雰囲気はがらりと変わります。なめらかでしっとりした写真になったり、ザラザラと荒々しい写真になったり。明るいところの粘り方も、色の出方も、フィルムごとにまったく違います。 今回は、フィルムの「… - [写真のしくみ ② 光の屈折とストローが水の中で折れて見える理由](https://www.sakashita.page/light-refraction-why-straw-bends-in-water-snells-law-total-internal-reflection-diamond.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 前回は「光はまっすぐ進む」という性質だけで、影のしくみからカメラ・オブスクラの原理まで一気にたどりつきました。でも実は、光には「曲がる」瞬間があります。その現象の名前は屈折(くっせつ)。今回はこの屈折を追いかけて、ストローが水の中で折れて見える不思議から、ダイヤモンドの輝きの秘密まで駆け抜けましょう。 「あれ、ストローが折れてる!」 コップに水を入れて、ストローをさしてみましょう。横から眺めると、水面のところでストローがカクッと折れ曲がって… - [写真のしくみ ㉖ 銀の粒が光をとらえるフィルムのふしぎ](https://www.sakashita.page/film-silver-halide-latent-image-development-color-negative-grain.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 デジタルカメラのなかには「センサー」と呼ばれる電子部品が入っていて、光を電気信号に変えて写真をつくります。では、デジタルカメラが生まれるずっと前、人々はどうやって写真を撮っていたのでしょうか。 答えは「フィルム」です。 フィルムは、うすいプラスチックのシートに特別な「塗りもの」をほどこしたもの。この塗りものの正体が、今回の主役、銀(ぎん)の化合物です。銀といえば、アクセサリーや食器に使われるあのピカピカした金属ですよね。じつはこの銀は、特定… - [写真のしくみ ㉞ 映画の色はなぜ独特に見えるのか カラーグレーディングの基本](https://www.sakashita.page/movie-color-grading-teal-orange-log-lut-aces.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 映画館で映画を観ていて、「なんだかふだんの景色とちがう色だな」と感じたことはありませんか。夜のシーンが青っぽかったり、砂漠のシーンがやけにオレンジだったり。じつはあの色は、カメラが勝手につけたものでも、照明だけで作ったものでもありません。撮影が終わったあとに、人の手で わざと 変えられているのです。 この回では、映画の色を操る カラーグレーディング という工程の世界をのぞいてみましょう。 映画の色は「ウソ」からはじまる 写真を撮ったあと、明… - [写真のしくみ ㉙ トーンカーブで写真の印象を自在に変える](https://www.sakashita.page/tone-curve-s-curve-contrast-rgb-teal-and-orange-webers-law.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 写真を見て、「この写真、なんかカッコいいな」とか「ふんわりしていて気持ちいいな」と感じたこと、ありませんか? 同じ場所で、同じカメラで撮ったはずなのに、誰かの写真はドラマチックで、自分の写真はなんだかパッとしない。そんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。実は、その「なんか違う」の正体のひとつが、今回のテーマ 「トーンカーブ」 です。 名前はちょっとむずかしそうですが、やっていることはとてもシンプル。この記事を読み終わるころには、「… - [写真のしくみ ㉜ 動画が動いて見える理由とフレームレートのしくみ](https://www.sakashita.page/how-movies-work-persistence-of-vision-frame-rate-interlace-progressive.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 パラパラ漫画で遊んだことはありますか? 教科書やノートのすみっこに、ちょっとずつ違う絵を描いて、パラパラッとめくる。棒人間が走ったり、ボールが飛んだり。きっとだれでも一度はやったことがあるのではないでしょうか。 このパラパラ漫画、じつはとんでもない発明の出発点です。映画も、テレビも、YouTubeも、TikTokも、スマホで撮る動画も、原理はぜんぶ同じ。「止まった絵を何枚もすばやく見せると、動いて見える」。たったこれだけのしくみで、世界中の… - [写真のしくみ ㉘ 赤い光の暗室でフィルムが写真になるまで](https://www.sakashita.page/film-developing-darkroom-safelight-negative-positive-enlarger-print.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 みなさんは「暗室」を見たことがありますか。映画やドラマで、赤い光がぼんやり灯った薄暗い部屋に、ロープのようなものに写真がぶらさがっている場面。お皿のような容器の中に浸した紙に、すうっと写真が浮かび上がってくる、あの不思議な光景です。 あの部屋の中では、いったい何が起きているのでしょうか。今回は、フィルムに閉じ込められた「目に見えない像」が化学の力で姿を現し、一枚の写真になるまでの冒険を追いかけます。 なぜ暗室は「赤い」のか 写真の暗室といえ… - [写真のしくみ ⑰ 光が遠くで暗くなる理由とストロボが届ける一瞬の光](https://www.sakashita.page/inverse-square-law-guide-number-flash-strobe-types-fill-light.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 夜道で懐中電灯を持って歩いたことはありませんか。足元はしっかり明るいのに、10メートル先を照らそうとすると、ぼんやりとしか見えません。「電池が弱いのかな?」と思うかもしれませんが、電池は関係ありません。光そのものに、離れれば離れるほど弱くなるという性質があるのです。 この回では、その「光が弱くなるルール」を知り、そのルールを逆手にとって暗い場所でも写真を撮れるようにする道具、ストロボ(フラッシュ)のしくみを見ていきましょう。 懐中電灯を遠く… - [写真のしくみ ① 光の直進が影とカメラを生んだ](https://www.sakashita.page/light-straight-line-shadow-pinhole-camera-obscura.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 写真の旅の出発点は「光」です。カメラがなくても、レンズがなくても、光のふるまいさえわかれば「写真が写るしくみ」の半分はもう手に入ったようなもの。この第1回では、光がもつとてもシンプルな性質、まっすぐ進む ということだけを手がかりに、影のできかた、そして世界最古のカメラ「ピンホールカメラ」の原理まで一気にたどりつきます。 光はまっすぐ進む 暗い部屋で懐中電灯をつけてみましょう。スイッチを入れた瞬間、光の筋がまっすぐに壁へ届きます。横へ曲がった… - [写真のしくみ ⑤ レンズが世界をひっくり返す理由とボケの正体](https://www.sakashita.page/lens-inverted-image-focus-bokeh.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 カメラの中では、世界がひっくり返っています。 いきなり何を言い出すんだ、と思うかもしれません。でもこれは本当の話です。カメラのレンズを通って中に入ってきた光は、上下も左右も入れ替わった像をつくります。あなたの顔を撮った瞬間、カメラの中ではあなたの顔はさかさまになっているのです。 なぜそんなことが起きるのでしょう。今回は虫めがね1枚と白い紙を使って、その秘密を一緒に解き明かしていきましょう。 虫めがねで「逆さまの世界」を映してみよう 🔍やっ… - [写真のしくみ ㉕ 暗い写真がザラつく理由とノイズの正体](https://www.sakashita.page/why-dark-photos-look-grainy-noise-iso-sensor-size-dark-current-noise-reduction.md) - 💡シリーズ「写真のしくみ」について 光はまっすぐ進み、レンズは世界をひっくり返す。写真と映像にひそむ小さな「なぜ?」を、数式なしで解き明かす全40回。 夜の街を撮った写真、薄暗い部屋で撮った友だちの写真。あとからスマホやパソコンで拡大してみると、なんだかザラザラしていることがあります。このザラザラの正体が ノイズ です。ノイズはなぜ生まれるのか、どうすれば減らせるのか。今回はその秘密をとことん追いかけてみましょう。 暗い写真がザラザラする 暗い場所で撮った写真を思いきり拡大してみてください。本来なめらかなはずの空や壁に、赤や青や緑のつぶつぶが浮いているのが見えるはずです。 ノイズは英語で「… ## Optional - [RSS Feed](https://www.sakashita.page/rss/) - [Sitemap](https://www.sakashita.page/sitemap.xml) - [Full content of pages and posts](https://www.sakashita.page/llms-full.txt)