Godox DPIIIの初回発光が明るすぎる問題

Godox DPIIIシリーズ(筆者の使用機材はDP600III-V)を使用していて、電源投入後の初回発光が設定出力よりも明るくなる現象に気づいた。調べたところ、製品マニュアルに原因と対処法に該当する記載があった。

現象

電源を投入し、出力を任意の値(例えば1/64)に設定した状態で発光させると、初回の発光だけが設定値よりも明らかに明るい。2回目以降は設定通りの出力で発光する。電源投入後にしばらく待ってから発光しても結果は変わらない。

原因

スタジオストロボは、内部のコンデンサに蓄えた電気エネルギーを放電して発光する。DPIIIシリーズでは、出力設定に応じてコンデンサの充電量が制御される。

この仕組みについて、製品マニュアルの「Power Output Control」の項に以下の記載がある。

Press the test button to discharge power when the flash output is adjusted from high to low.
(高出力から低出力に変更した場合は、テスト発光ボタンを押して放電する必要がある。)
Godox DPIII Series Product Manual, "Power Output Control"
DPIII Series-Product-GODOX Photo Equipment Co.,Ltd.
Founded in 1993 as a high-tech manufacturing facility specializing in lighting and audio equipment, Godox has now become a lighting equipment expert and innovator of gears for photographers, videographers, filmmakers and more. Driven by the mission of offering great lighting and audio solutions, Godox has been always pushing the boundaries of technology, and constantly bringing professional products to the industries.

コンデンサに設定値を超える電荷が残っている場合、テスト発光で余剰分を放電しなければ、発光出力は設定値通りにならない。電源投入直後もこの状態が生じるため、初回発光が設定値より明るくなる。コンデンサの電荷は自然には短時間で失われないため、電源投入後に時間を置いても解消しない。

対処法

電源投入後、撮影前にテスト発光ボタンを1回押す。 これにより余剰電荷が放電され、以降は設定値通りの出力で発光する。

撮影中に出力を下げた場合も同様に、テスト発光を1回行ってから撮影を再開する。

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