科学的に「後光」を再現する方法を真面目に検討してみた
🔬この記事について 宗教美術に描かれる「後光」の視覚表現をきっかけに、「人体が自力で発光できるとしたら物理的にどうなるか」を検討するくだらない思考実験です。特定の宗教・信仰を揶揄・批判する意図は一切ありません。核関連の歴史的事故に言及する箇所は、事実の記録として敬意をもって記載しています。 宗教画や仏像には、聖人や仏が身体から光を放つ「後光」の描写がしばしば登場する。 あの後光を科学的に再現するにはどうすればいいのだろうか。それも非常灯みたいな情けない光ではなく、できれば太陽のように堂々と。もちろん生きたまま。一瞬光っただけのおじさんで終わるのは避けたい。 この壮大にくだらない問いを、発光の物理メカニズム別に真面目に検討してみた。 高エネルギー発光メカニズムの検討 まずは派手な方法から順に見ていこう。結論を先に言えば、全部死ぬ。 1. 黒体放射(熱で光る) あらゆる物体は温度に応じた電磁波を放射している(黒体放射 [1])。ウィーンの変位則 [2] によれば、放射スペクトルのピークが可視光域(約500 nm)に来るのは約5,800 K。太陽の表面温度(約5,778