Godoxクリップオンストロボ現行ラインナップ徹底解説

Godoxクリップオンストロボ現行ラインナップ徹底解説

現行ラインナップとシリーズ構成

Godoxはクリップオンタイプ(ホットシュー装着型)ストロボとして多彩なモデルを展開しています。大きく分けて、乾電池駆動の「TTシリーズ」とリチウムイオン電池駆動の「Vシリーズ」、そして円形ヘッド採用の「ラウンドヘッドシリーズ」があります。また、レトロデザインの「Luxシリーズ」など特殊なモデルも存在します。以下に現行モデルをシリーズごとに整理します。

  • TTシリーズ(乾電池式) – 手頃な価格帯で単三電池駆動の汎用モデル群。TTL対応モデルとマニュアル専用モデルがあります。
    • TT685II(各社TTL対応のフルサイズモデル)
    • TT685(初代TT685の在庫品。基本性能はTT685IIと同等だが機能やロック機構が旧式)
    • TT600(マニュアル専用フルサイズモデル。2.4GHz無線対応だがTTL非対応)
    • TT350(小型TTL対応モデル。ミラーレスやコンパクト一眼向けのミニサイズ)
    • TT520II/TT560II(旧式のマニュアルモデル。光学スレーブ中心で、Godox X無線非対応)
  • Vシリーズ(リチウムイオン電池式) – 大容量Li-ionバッテリー内蔵で高速リサイクル・長寿命が特徴のモデル群。
    • V860III(各社TTL対応のフルサイズモデル、V860シリーズ最新世代)
    • V850III(V860IIIのマニュアル版。TTL非対応だが同等のスペックを持つ)
    • V350(小型TTL対応モデル。TT350のLi-ion版)
  • ラウンドヘッド(円形ヘッド)シリーズ – 発光部が円形デザインのモデル。光が柔らかく拡散し、マグネット式アクセサリー対応。
    • V1(各社TTL対応の円形ヘッドモデル。76Ws出力)
    • V1 Pro(V1の強化版。サブフラッシュ搭載や連続発光性能向上)
    • V100(大光量100Ws出力の最新円形ヘッドモデル)
  • Luxシリーズ(レトロ外観モデル) – クラシックカメラ風デザインの手動式フラッシュ。TTL非対応。
    • Lux Junior(ガイドナンバー12程度の超小型手動フラッシュ)
    • Lux Senior(折りたたみリフレクター付き手動フラッシュ)

以上が現行のGodoxクリップオンストロボの主なラインナップです(2025年時点)。以下、各モデルの詳細スペックや特徴を比較しつつ解説します。

モデル別基本性能比較

主要モデルの基本スペック(ガイドナンバー、発光モード、電源方式、リサイクルタイム、フル発光回数、モデリングランプの有無など)を表にまとめました。TTL対応モデルはTTL/HSS可能、マニュアル専用モデルはTTL非対応ですがHSSは一部可能です。

◎ フルサイズモデル(GN60クラス)
一般的な大光量クリップオンストロボ(照射角105~200mm相当)。ガイドナンバーは約60(ISO100・200mm時)です 。

モデル 発光モード ガイドナンバー (GN)(ISO100, 200mm) 電源タイプ リサイクルタイム フル発光回数 モデリングランプ 特記事項
TT685II TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 60 単三×4本 約0.1~2.6秒 約230回(Ni-MH使用時) 外部電源ポート有(PB960対応)
TT685 (初代) TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 60 単三×4本 約0.1~2.6秒 約230回(Ni-MH使用時) ※クイックロック非搭載(ねじ固定式)
TT600 マニュアル / マルチ(HSS対応※) 60 単三×4本 約0.1~2.6秒 約230回(Ni-MH使用時) TTL非対応・2.4GHz無線対応 外部電源ポート有
V860III TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 60 Li-ion電池(7.2V 2600mAh) 約1.5秒 約480回 (2W LED)
V850III マニュアル / マルチ(HSS対応) 60 Li-ion電池(7.2V 2600mAh) 約1.5秒 約450回

◎ 小型モデル(GN30~40クラス)  – コンパクトサイズながらTTL対応可能なモデル。ガイドナンバーは約36(ISO100・105mm時)程度です。

モデル 発光モード ガイドナンバー (GN)(ISO100, 105mm) 電源タイプ リサイクルタイム フル発光回数 モデリングランプ 特記事項
TT350 TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 約36 単三×2本 約0.1~2.2秒 約210回(Ni-MH使用時) 超小型・軽量(約200g)
V350 TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 約36 Li-ion電池 約0.1~1.7秒 約400回 小型版もLi-ion化で高速チャージ

◎ 円形ヘッドモデル  – 発光部が円形で均質な拡散光を実現するモデル。マグネット式アクセサリー(AK-R1キットなど)に直接対応します。

モデル 発光モード ガイドナンバー (GN) 電源タイプ リサイクルタイム フル発光回数 モデリングランプ 特記事項
V1 TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 約42(ISO100, 105mm相当)※出力76Ws Li-ion電池(7.2V 2600mAh) 約1.5秒 約480回 (2W LED) 円形ヘッド(28-105mmズーム)AK-R1キット直付け可
V1 Pro TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 約42(出力76Ws) Li-ion電池(7.2V 3000mAh) 約1.5秒 約500回 (2W LED) サブフラッシュ(SU-1)搭載 100フル発光連続に耐熱 外部電源ポート有(PB960対応)
V100 TTL / マニュアル / マルチ(HSS対応) 非公開 (100Ws出力) Li-ion電池(7.2V 2980mAh) 約1.7秒 約300回?(参考:70~100回連続発光可) (2W LED) 最大出力100Ws サブフラッシュ搭載(デュアル発光) グローバルシャッター対応(1/80,000秒)

注: リサイクルタイムおよびフル発光回数はメーカー公称値(Ni-MH充電池や満充電Li-ion電池使用時の目安)です。実際の性能は電池の状態によります。

上記表より、フルサイズモデルではTTL対応機種はGN60前後、リチウム電池機種はリサイクルタイム約1.5秒と高速で、フル発光も400~500回と長寿命なのが分かります 。小型モデルはパワーは半分程度ですが携行性に優れます。円形ヘッドモデルは独自機能(サブフラッシュや大光量)を備えつつ、モデリングランプを搭載しています。

小型TTLモデル「TT350」とそのLi-ion版「V350」。電池は異なるがサイズ感や基本機能はほぼ同じ。

カメラメーカー別対応状況

GodoxのTTL対応クリップオンストロボは主要カメラメーカー各社向けのバリエーションが用意されています。モデル名の末尾アルファベットで対応マウントを識別でき、例えば「TT685C」はCanon用、「TT685N」はNikon用となります 。現行モデルの対応状況は以下の通りです。

  • 対応メーカー: キヤノン(C)ニコン(N)ソニー(S)富士フイルム(F)オリンパス/パナソニック Micro4/3 (O) が基本ラインナップです 。例えばTT685IIは C/N/S/F/O 各種が販売されています 。V860IIIやV1も同様に主要5マウント版があります。ソニー向けは現在マルチインターフェースシュー対応(MIS互換)で統一されています。
  • ペンタックス(P): 一部モデルはペンタックス用(P) も展開しています。小型のTT350Pや、V860III・V1にはPentax版が存在しTTL/HSS対応します 。しかしTT685系にはPentax版がありません(PentaxユーザーはLi-ion版のV860シリーズを利用) 。Godoxは独自の2.4GHz無線システム「Xシステム」で各社TTL信号をワイヤレスにやり取りできるため、ペンタックスでもX2T-Pなど送信機と組み合わせTTL運用が可能です。
  • 共通仕様: マニュアル専用モデル(TT600やV850III等)は基本的にどのカメラでも使用可能です。これらはTTL信号ピンを用いないため、正式なC/N版などに分かれていません(ただしソニー旧型シューマウント用にTT600Sのような変種が存在) 。TTL非対応フラッシュをオンカメラで使う場合はセンターピン発光のみで作動し、カメラ側での自動調光はできません。

上記のように、自分のカメラに対応したモデルを選べばTTL自動調光やHSS高速同期がカメラ純正同等に使えます。富士フイルムやマイクロフォーサーズ用など他社では選択肢が少ないTTLフラッシュも、Godoxなら同じモデルを各マウントで入手できるのがメリットです 。

シリーズ間の違いと使い分けポイント

Godoxストロボ各シリーズには、それぞれ設計思想やユーザー層の違いがあります。どのモデルを選ぶべきか、以下の観点で比較します。

  • 電源方式(乾電池式 vs Li-ion式): 乾電池式のTTシリーズは入手性の良い単三電池を使用するため、電池切れ時にすぐ交換できる利点があります。一方、Vシリーズ(V350/V860など)は専用リチウムイオン電池を使用し、高速チャージ&長寿命を実現しています 。例えばV350はTT350に比べリサイクルタイムが約0.5秒短縮されています 。イベント撮影など高速連写や長時間撮影にはVシリーズ、旅行先などで電池調達しやすさを重視するならTTシリーズが適しています。
  • 発光部の形状(丸ヘッド vs 角ヘッド): 従来型は長方形ヘッドですが、V1やV100は円形ヘッドを採用しています。円形ヘッドは光の周辺減光が少なく均一で、ソフトで自然な光質が得られるのがメリットです 。さらにマグネット式のアクセサリーを直接装着でき、ディフューザーやカラーフィルターの着脱が容易です 。ポートレート撮影で柔らかな光を得たい場合や、素早くライトモディファイヤを切り替えたい現場では円形ヘッドモデルが効果的です。一方、角ヘッドのモデルは一般的なオムニバウンスや外付け反射板など市販アクセサリーが豊富で、価格も抑えられているためコストパフォーマンス重視なら適しています。
  • バッテリーの互換性: 新旧モデル間でバッテリーが共通化されている点もシリーズ選択のポイントです。V860IIIとV1は同じLi-ion電池(VB-26) を使用し、互換バッテリーを共有できます 。一方、旧V860IIはVB-18という別規格の電池でした。最新のV1 ProやV100では容量増加・USB充電対応の新型電池(V1 ProはVB-30/V100はVB-30と類似)が採用されています 。将来的なシステム拡張性を考えるなら、同じシリーズ内で電池を揃えると効率的です。
  • 機能の違い: 上位モデルほど付加機能が充実します。例えばTCM機能(TTLコマンドをマニュアル出力に即時変換)はTT685IIやV860IIIに搭載され、TTLで掴んだ露出をワンタッチでマニュアル固定できます 。またTTL/Mモード切替ボタンはV1 Proで新設され、モード変更が迅速に行えます 。さらにV1 Proは外部バッテリーポートを備え、プロ向けに外部電源の併用も可能です 。このように上位機種ほど操作性・拡張性が高いため、ブライダルなどシビアな現場ではプロ仕様のモデルが安心です。
  • 価格帯とユーザー層: TT600やTT350はエントリー向けで数千~1万円台と安価ですが、V860IIIやV1は中級~上級向けで3~4万円前後、最新のV1 ProやV100はさらに高価です(V100は5万円程度)。初心者にはまず小型TTLのTT350/V350で基本を学び、ステップアップ時にV860IIIやV1に移行するといった使い分けも推奨されます。プロや上級者は信頼性と性能重視でV1 ProやV100を選ぶことで、高速なリサイクルや大光量を存分に活かせるでしょう。

円形ヘッドを採用した「Godox V1」。丸い発光面により柔らかな光質と周辺まで均一な照射が得られる 。マグネット式アクセサリーにも対応し、素早いライトモディファイが可能。

アクセサリー対応と互換性

各モデルで使用できる周辺アクセサリーについても確認しておきましょう。ヘッド形状電源ポートの有無がポイントです。

  • S型ブラケット: GodoxのS型スピードライトブラケット(Bowensマウント変換ブラケット)は、クリップオンストロボをスタンド装着しソフトボックス等を取り付けるための便利なアクセサリーです。現行のほぼ全モデルがこのブラケット(旧S型および新型S2ブラケット)に対応します。特にS2ブラケットは円形ヘッド(V1/V100等)やADシリーズもホールド可能な改良版で、角型・丸型どちらのヘッドでも使用できます 。大きなソフトボックスで拡散光を得たい場合など、ブラケットを介してボウエンズマウントのライトモディファイヤを共有できます。
  • バッテリーパック(外部電源): 速いリサイクルや長時間稼働が必要な場面では、外部高電圧バッテリーパック(Godox PB960など)の併用が可能です。外部電源ポートを搭載するモデル(TT685シリーズ、TT600、V1 Proなど)は、ここにPB960等を接続することでチャージ時間の短縮や発光回数の大幅増加が図れます 。例えばTT600/685は乾電池併用でポートからの給電を受け、連写撮影時のチャージ待ちを短縮できます 。V1 Proは内部にLi-ion電池を持ちながらもポートを備えており、予備電源でさらなる安心感を提供します 。なお、Li-ion内蔵型のV860IIIやV1(無印)は外部ポートがありませんが、フル充電で500発近い発光が可能なため通常は内蔵電池だけで十分対応できます 。
  • ラウンドヘッド用アクセサリー (AK-R1など): AK-R1キットはV1等の円形ヘッドにマグネットで装着できるアクセサリーセットで、ドームディフューザーやバウンスカード、カラーフィルター、ハニカムグリッド、バンドア等が含まれます 。V1/V1Pro/V100はいずれも標準でこの磁着システムに対応しており、創意工夫したライティングが可能です。角型ヘッドのストロボでも、S-R1アダプター(丸型ヘッドアダプター)を取り付ければAK-R1の各種アクセサリーを流用できます 。例えばV860IIIやTT685の長方形ヘッド先端にS-R1を固定すると、磁石でドームやスヌートを付け替え可能になります。各モデルのヘッドサイズにあわせ調整できるため、手持ちの角型スピードライトを円形アクセサリー対応に拡張できて便利です。
  • その他の汎用アクセサリー: Godox製以外でも、市販のディフューザーやカラーフィルム、反射板付きディフューザーなど多くの汎用アクセサリーが利用可能です。特に角型ヘッドはCanon/Nikon用と寸法が近いため、汎用オムニバウンス(乳白色キャップ型ディフューザー)やビルトイン式ソフトボックスなどを容易に取り付けられます。円形ヘッドも径は異なりますが、付属のマグネットドームやDIYで工夫して装着するユーザーもいます。さらにGodox純正で各種カラー発光用のカラーフィルターセット延長ヘッドケーブル(オフカメラ用)なども用意されているため、用途に応じて活用できます。

注目すべきモデルとおすすめ用途

最後に、現行ラインナップの中でも特に注目すべきモデルやコスト・機能面で突出している製品をピックアップし、その特徴とおすすめの用途を紹介します。

  • Godox V1 – 円形ヘッドTTLフラッシュのベストセラー。76Wsの十分な光量と約480回の発光回数 、ソフトな光質でポートレート撮影に人気です。内蔵のLEDモデリングランプにより撮影前に光の当たり具合を確認でき、直感的なライティングが可能です。マグネット式アクセサリー対応でクリエイティブなライティングにも最適。 初めて丸ヘッドを試す方からプロのサブ機まで幅広くおすすめできます。
  • Godox V860III – 信頼性の高いオールラウンドTTLフラッシュ。ニッシンや純正に匹敵する高性能を備えつつ価格は抑えめです。リチウム電池式でチャージが速く長時間のイベント撮影にも耐え、TTL/HSSにも確実に対応 。加えてモデリングランプも搭載し、バッテリーはV1と共通運用可能。 結婚式や発表会など失敗の許されない撮影でメインライトとして活躍します。初めての一台にもプロの買い増しにも適したバランスの良いモデルです。
  • Godox TT685II – 高コスパな多機能スピードライト。GN60の大光量を持ちながら価格は2万円弱程度と手頃で、TTLもHSSも搭載。 新型ではクイックロック装備やTCM機能追加など使い勝手が向上しました 。単三電池駆動なので急な電池切れでもコンビニで調達可能です。予算を抑えつつTTLフラッシュを揃えたい初心者や、マニュアル多灯の廉価サブ機としても最適です。
  • Godox V1 Pro – 進化したプロ仕様のV1。V1にサブフラッシュ(補助発光部)を追加し、バウンス撮影時にキャッチライトや正面からの微弱なFill光を同時に得られます 。さらに100回の連続フル発光に耐える強力な冷却性能と、最大500回の発光が可能な大容量電池 を備え、長時間・高速ペースの現場でも安定動作します。外部電源対応やTTL/M切替ボタンなどプロの要望に応えた機能も盛り込み、ブライダルや報道などハードな現場でメイン張れる一台です。
  • Godox V100 – クリップオン最大級100Wsのモンスターフラッシュ 。従来比約1.3段分明るい出力により、大型会場や屋外日中シンクロでも余裕の発光が可能です。円形ヘッド+サブフラッシュに加え、最新技術でグローバルシャッター対応のHSS(~1/80,000秒) を実現 。スポーツや野生動物撮影など超高速シャッター環境下でもTTL発光できる点で業界初の試みです。大光量ゆえフル発光時の電池消耗は激しいものの、70~100回の連続発光にも耐える冷却設計でプロの要求に応えます 。価格も高価ですが、明るさ最優先の舞台撮影や、大型ソフトボックス装着での屋外撮影など他のスピードライトでは困難なシーンで威力を発揮します。

以上、Godoxのクリップオンストロボ現行モデルについて、そのラインナップとスペック、特徴を網羅的に解説しました。用途や予算に応じて最適なモデルを選べるよう、本記事を参考にしていただければ幸いです。Godoxシステムは拡張性が高く、一度揃えれば送信機一つで多灯ライティングも自在です。ぜひ自分の撮影スタイルに合った一台を見つけて、ライティング表現の幅を広げてください。各モデルの詳細スペックや対応アクセサリーは公式サイト や取扱説明書にも記載されていますので、併せて参照すると確実です。

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