Notion AIってどうなんだろうね

Notion AIってどうなんだろうね
Photo by Spencer Plouzek / Unsplash

Notionのプランを見ていたらNotion AIが気になるなあって。

だいたい、Notionの画面にはAIアイコンが右端に消せないようにずっとあるし、やっぱりAIが押しなのかなあって思った。

ぱっと見AIを使うにはビジネスプラン以上の契約が必要に見えるが、そんなことはなく(少なくとも学割プランでは)追加機能としてAIの契約をすることができる。

きらめきポイント

値段は無茶苦茶魅力的に見える。

学生なら学割プラスプラン(無料)に年額$96で使えちゃう。

他のAIが年額$200(月額$20)であることを考えるとほぼ半額。

ChatGPT 料金|OpenAI

Pricing \ Anthropic
Anthropic is an AI safety and research company that’s working to build reliable, interpretable, and steerable AI systems.

What is Perplexity Pro?

Google AI のプランと機能 - Google One
Google AI のプランで創造性と生産性が大幅に高まります。

ミーティングとかで文字起こし機能を使うのが強みっぽい。

ミーティングじゃなくても、話し相手として語りかけて、グダグダ話した内容を簡潔にまとめてもらうといった使い方をしている人もいた。

ナルホドと思ったが、僕はそっちの機能は使わないかな。

自動化という意味では使いこなしている人がいるっぽい。

Notion AI is awesome
by u/koov3n in Notion

残念ポイント

Notionに統合されているのにモデルがあんまり賢くないみたい。

Let’s be honest about Notion AI
by u/profilehere in Notion

Notionの強みであるデータベースもいまいちうまく扱えないみたいだから、どっちかっていうと専属のNotionヘルプデスクって感じ?

Notion AIができないこと Notion AIには、以下の機能はありません。

動画の文字起こしなど、PDF以外の埋め込みコンテンツを使用して質問に回答する。

データベースをフィルタリングしたり、ビュー内の行数を数えるなどの集計を行う。
Notion AIとは – Notion (ノーション)ヘルプセンター
Notion AIは、日々の作業を効率化するのに役立つさまざまな機能を提供します 🤖
Notion AIは新しいデータベースを作成できますが、既存のデータベースを編集することはできません。
Notion AIは、ファイルプロパティに添付されたテキストファイルを参照することはできません。
データベース用のNotion AI – Notion (ノーション)ヘルプセンター
データベースを作成し、より価値のあるものにするために、Notion AIの使い方について解説します🪄

文章の出来としては相当微妙かも。

文章を書くのを求めるには微妙で、ヘビーユーザーからすればヘルプデスクなんていらないものね。いっそヘルプページを自分で読み込んだ方がNotionのしてほしい使い方とかもわかるからそっちの方がよさそうだよね。

オンラインミーティングの文字起こしもできるようだけれど、それも

公式MCPサーバーがあるんだよねぇ

Notion AIコネクター – Notion (ノーション)ヘルプセンター
Notion AI コネクターがあれば、たとえ必要な情報がワークスペースの外に存在していても、Notionがそれらを見つけるための単一の情報源になります。
Notion MCP – Notion (ノーション)ヘルプセンター
Connect your favorite AI tools, like Claude, ChatGPT, and Cursor, directly to your Notion workspace.

しかもNotionは公式MCPサーバーがあるから自分でAIを契約してMCPサーバーと連携をするほうがなんか賢く使えそう。

当然Notionの操作もAIができるからそっちの方が賢いかも。

私の結論

性能を考えると値段は確かに魅力的だけれども、差額を考えても別のAIを契約してMCPで使う方がいいのかもね。

でも、文字起こしとか、ちょっとした自動化も頼みたい人なら全然ありかもね。

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怪物の口に幸福が吸い込まれる

幸福の総量を最大化する。それが正しいと言われてきた。しかし1974年、ロバート・ノージックはたった一つの問いでその前提を破壊した。もしある存在が、他の全員よりも圧倒的に多くの快楽を得られるなら、功利主義は全員の取り分をその「怪物」に差し出すことを要求する。 あなたの幸福は計算の端数だった。切り捨てられた。 幸福を貪る口 1974年、ロバート・ノージックは『アナーキー・国家・ユートピア』のなかで一つの思考実験を置いた。 功利主義は、効用の怪物の可能性によって困惑させられる。怪物は、他の人々の犠牲から、その人々が失う以上に圧倒的に大きな効用の増加を得る。 仕組みは単純だ。功利主義の原則に従えば、社会全体の幸福を最大化する資源配分が「正しい」。ここに一人、あらゆる資源からとてつもない快楽を引き出す存在が現れたとする。りんご一個で他の百人分の快楽を得る。映画を一本見れば千人分の歓喜を感じる。 功利主義はこの怪物にすべてを差し出すことを要求する。他の全員が飢えても、怪物の快楽が総量を上回る限り、それが「最善」だと計算は告げる。 ノージックが示したかったのは、功利主義が論理的に正し

By Sakashita Yasunobu

綱を引く手が一本ずつ消えていく

あなたは集団のなかで、少しずつ消えている。 それは比喩ではない。測定可能な事実だ。19世紀末、フランスの農学者マクシミリアン・リンゲルマンは、人が集団で綱を引くとき、一人あたりの力が確実に減少することを発見した。人数が増えるほど、個人は薄まる。誰のせいでもなく、誰も怠けているわけではなく、ただ構造がそうさせる。 もしあなたがいま、何かのチームに属しているなら、あなたはすでに全力を出していない。そしてそのことに、おそらく気づいてもいない。 綱を引く手が教えたこと リンゲルマンの実験は素朴だった。 1880年代から1900年代初頭にかけて、彼は農業機械の効率を研究する過程で、人間が集団で水平方向に荷を押したり引いたりする際のパフォーマンスを測定した。その結果は1913年に報告されている。一人で綱を引くとき、その人間は持てる力をすべて発揮する。二人になると、一人あたりの出力は約93%に落ちる。三人で85%。八人になると、49%。半分以下だ。 この数字の意味を考えてみてほしい。八人で綱を引いているとき、あなたは一人のときの半分も力を出していない。しかもそのことに自覚がない。全員が

By Sakashita Yasunobu

嘘が真実を食い尽くす朝

「この文は嘘である」 この一文を前にして、あなたは立ち往生する。もし真だとすれば、文の内容に従って偽になる。もし偽だとすれば、「嘘である」という主張が間違っていることになり、真になる。真だと仮定しても偽だと仮定しても、反対の結論にたどり着く。出口がない。 これは言葉遊びではない。2300年以上にわたってこの問いに取り組んできた哲学者と論理学者たちは、いまだに合意に至っていない。解決策はいくつも提案されてきた。どれも、別の問題を抱えている。 あなたが自分自身について何かを語ろうとするとき、同じ構造がそこにある。 循環の入口 試しにやってみてほしい。「この文は嘘である」が真か偽か、判定する。 真だと仮定する。この文は「嘘である」と主張しているのだから、偽になる。仮定と矛盾する。 では偽だと仮定する。「嘘である」という主張が偽ということは、嘘ではない。つまり真になる。やはり仮定と矛盾する。 どちらに転んでも矛盾する。そしてこの矛盾は、推論のどこかでミスを犯したから生じたのではない。前提そのものに埋め込まれている。 エピメニデスの不発弾 よく混同されるが、古代ギリシアの

By Sakashita Yasunobu

何でも飾れる額縁だけが残った

1917年、マルセル・デュシャンは既製品の男性用小便器に「R. Mutt」と署名し、「泉(Fountain)」と名づけてニューヨーク独立芸術家協会の展覧会に出品した。拒否された。それだけの話だ。だが「それだけ」のはずの出来事が、それ以降のすべての芸術を汚染した。美しさも技巧も素材の選択も関係ない。署名ひとつ、提示の身振りひとつで、便器が「芸術」を名乗れる。そしてその瞬間から、「芸術とは何か」という問いは回答不能になった。回答不能のまま、100年以上が過ぎている。 目で見えないものが芸術を決める 1964年、アンディ・ウォーホルはスーパーマーケットに並ぶブリロの箱と見た目がまったく同じ「ブリロ・ボックス」をギャラリーに置いた。哲学者アーサー・ダントーは、この事態に根本的な問いを見出した。視覚的に区別できない二つの対象のうち、片方だけが芸術である。では芸術を芸術にしているのは何なのか。 ダントーの答えは「アートワールド」だった。芸術作品を芸術たらしめるのは知覚可能な性質ではなく、理論と批評と歴史が編み上げた解釈の共同体、その「理論的雰囲気」なのだと。あなたには何も見えていない。文字

By Sakashita Yasunobu