大学のレポートのフォントサイズ
指定がなければ、10.5ptか11ptを選べばいい。
これが結論だ。ただし、フォントサイズだけを決めても体裁は整わない。行間や余白とのバランスを理解しておくと、より読みやすいレポートになる。
10.5ptと11pt
Microsoft Wordの日本語版では、本文のフォントサイズの初期設定は10.5ptになっている。日本の公文書やビジネス文書でも10.5ptが標準として広く使われており、特に理由がなければこのサイズが無難だ。
11ptはわずかに大きいだけだが、文字の視認性がやや上がる。行数が少し減るため、同じ内容でもページ数がわずかに増える傾向はあるものの、読みやすさを優先するなら11ptも合理的な選択だ。
どちらを選んでも、減点されることはまずない。大切なのは、文書全体でサイズを統一することだ。
指定がある場合
教員からフォントサイズの指定がある場合は、それに従う。指示を無視してまで自分の好みを通す理由はない。レポートの書式に限らず、指定されたルールに従うこと自体が課題の一部だ。
行間と余白のバランス
フォントサイズだけでは、読みやすさは決まらない。行間が詰まりすぎていると窮屈に見え、広すぎるとスカスカに見える。
Wordの初期設定では、行間は1.0〜1.15倍程度に設定されている。一般的に1.15〜1.5倍の行間にすると読みやすくなる。教員から「ダブルスペースで」と指示がある場合は、行間を2.0倍に設定するのが一般的だ。
余白はA4用紙の場合、上下左右25〜30mm程度が標準的だ。Wordの「標準」テンプレートではこれに近い値が設定されているため、特に変更する必要はないことが多い。
フォントサイズでページ数を稼がない
ページ数の指定があるレポートで、フォントサイズを大きくして分量を水増しする学生がいる。教員はそれに気づく。文字サイズをわずかに変えるだけで行数が変わり、不自然にページ数が増えるからだ。
分量が足りないなら、論点を増やすか、根拠を厚くするか、別の角度から議論を補強する方がはるかに建設的だ。
まとめ
フォントサイズに唯一の正解はないが、10.5ptか11ptを選んでおけば問題はない。サイズだけでなく、行間と余白のバランスで読みやすさは決まる。
レポートにふさわしいフォントと適切なサイズが決まったら、あとは内容に集中しよう。体裁で悩む時間は、レポートの構成を組み立てる時間に充てた方がいい。